イノベーションのジレンマに学ぶ
クレイトンクリステンセンの名著、イノベーションのジレンマ。
学生時代に一読したこの本。
今仕事経験を経て、この本の伝えているものの大きさをより強く感じます。
今結果が出ているもののほうが、投資に対するリターンは大抵の場合、大きいです。今結果が出るかわからないものに投資するのは全くわからないので、合理的に考えれば尻込みするものです。
ただそれは実は非常に危険です。すでに結果がみえるものを持っているがゆえに、それしかやらなくなる。
そうすると、新しいテクノロジー、ルールの適用、切り口を変えた企業によって、勝ち組だった企業が一瞬にして覆されるという話です。
常に先を見て、大きく育つような事業を投資として仕込んでおくことの意義がここにあります。
ドッグイヤーと言われる、インターネットの領域であればなおさらそうです。
投資していなかったときの機会損失がこの領域はあまりにも大きすぎる代償になる可能性が高い。
ゲームのルールが常に変わるような世界においては、長期的なその製品やサービスの優位性が保証されません。