低価格でのシェア争いで残るのは一社のみ。
値段で価値を出せるのは一社です。
Amazonやウォルマートのような会社がそれにあたります。
安い。
それ以外の会社はどこで自社でなくてはならない価値を出すかは本当に大きな問題です。
上場し、大衆化を図っていくような事業戦略をとるのか?それとも明確なターゲットを絞り込み、付加価値を提供していくのか?
難しい問題です。
何が難しいかというと、大衆化するということは、なかなかサービスや商品の特徴を値段の安さ以外で出しにくくなるのに加え、明確に目に見える誰々に届けるためのサービスであると、考えることが難しくなります。
万人受けするものを作ろうとすれば、とがった商品やサービスにならなくなりがちです。
大衆化にかんしては、ぼくはAKB48の事例が非常に参考になると思っています。
会いにいけるアイドル。そして、オタクカルチャーの町、秋葉原のアイドル。
最初にAKB48に惹かれた人たちは一部のマニアの人達だけであったはずです。
そこから国民的アイドルになる過程の変遷は、商品やサービスが大衆化していく過程を考える上で、非常に参考になると思います。
誰のためのサービスなのか?誰に価値を届けているのか?が見えなくなると、全ての打ち手が中途半端になり、チグハグなものになってしまいます。
まずは、絞り込んだ、確実にニーズ、ウォンツを持っている誰々に届けるというのを明確に描くべきだと思います。
そうして、とがったもの生み出し、それを大衆化していくプロセスに関しては、今の僕にはまだ見えていない部分です。
どこまで対象者を広げていくのか?広げていく過程で、当たり障りのない、誰に価値を届けているのかわからないサービスや商品になることだけは避けないとならないでしょう。